2015年8月20日

3-14 地産地消の共同体(コミュニティ)

消費者は市場のかなたではなく、もっと身近な所にいます
消費者は市場のかなたではなく、もっと身近な所にいます

3-14 地産地消の共同体(コミュニティ)

いま、住まいと食の安心安全が問われています。

流通の時間・距離の短縮で世界中の生産物が身の回りに溢れていますが、生産効率を高めるための農薬、除草剤、化学肥料、遺伝子組み替え、鮮度保持のための防腐処理、食品添加物、発色剤などの人体と環境への影響と共に、遠く離れた場所での生産と消費から生まれる生態系の破壊と格差の増大が問題になっています。

地産地消は、単なる省エネルギーやエコロジーへの取り組みではなく、生産者と消費者が共に顔の見える立場で、それぞれの生き方や役割を学び、発見することによって可能になるものです。

1次産業の生産現場や自然環境に触れ、生活体験をするグリーンツーリズムや産地の道の駅で特産物を発見するのも大切な交流の一つですが、生産者と消費者がそれぞれに役割を持って人と人とのつながりの輪(共同体)に参加して学びあい、問題を共有することが地産地消の大切な課題です。

自然に恵まれた生産地で共に汗を流すことは、特に若い世代に望まれますし、立場を変えてものを見ることは“新しい自分を発見する成長”につながります。

年間を通して生産と消費の契約をする共同体には、安心安全な生産物をつくる問題点を知り、その結果を共有する喜びもあります。

「断熱から生まれる自然エネルギー利用」(北海道大学名誉教授 荒谷 登) Ⅰ 自然エネルギーって何だろう 1-1 地球という外断熱された星 1-2 外断熱された地球の特有のエネルギー 1-3 水に秘められた創造の知恵 1-4 氷という断熱材 1-5 目に見えない放射エネルギーと見えない断熱材 1-6 気温の年変動も自然エネルギー 1-7 地域性に富んだ自然エネルギー 1-8 変動から生まれ変化を促す自然エネルギー 1-9 自然エネルギーは全自動の環境保全エネルギー 1-10 温暖化の恐怖 1-11 自然エネルギー利用の難しさとやさしさ 1-12 地域の宝としての自然エネルギー Ⅱ 自然エネルギー活用の器としての建築 2-1 自然に親しむための器 2-2 むらのない環境をつくる器 2-3 自然エネルギーの個性を尊重するための器 2-4 変動から生まれる自然エネルギーを生かす器 2-5 自然エネルギーを環境調整の主役にする器 2-6 昼の光を生かす器としての建築 2-7 夜の光の演出 2-8 湿度調整の器としての建築 2-9 新鮮な外気を生かす器 2-10 無償の富を生かす器としての建築 2-11 自然エネルギーを後世に引き継ぐ器としての建築 Ⅲ 北海道の1次産業の活性化 3-1 典型的な自然エネルギー利用としての農・林・水産業 3-2 1次産業の環境整備に生かされなかった寒地建築技術の蓄積 3-3 ビニールハウスの熱環境 3-4 雪利用の貯蔵技術 3-5 貯蔵と加工のある 1.5次産業の育成と建築技術 3-6 天日干しの魅力 3-7 自動制御不要の氷温貯蔵 3-8 低温乾燥貯蔵の工夫 3-9 断熱材で建物を作る 3-10 規格外品も廃棄物さえもすぐれた自然エネルギーの結晶 3-11 過疎化と疎外を招く大規模化指向 3-12 森を生かすナショナルプロジェクト 3-13 薪利用の建築的な工夫 3-14 地産地消の共同体(コミュニティ) 3-15 北海道の課題としての1次産業の活性化 Ⅳ 持続可能な成長への期待 4-1 弱さを大切にする成長 4-2 持っている特質を生かす成長 4-3 共有の富を育てる成長 もくじ リンク
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