研究会 / 研究委員会

研究会

当協会では、ブロック材外断熱建築建築診断木質構造環境・設備・エネルギーの5つの研究会を常設で設け、地域文化の創造に働きかける技術への取り組みを図るべく、運営委員会、研修会、見学会などを定期的に開催し、具体にブラッシュアップされたテーマについては、特定専門研究委員会(研究委員会)を設置して解決に取り組んでいます。研究会の成果はセミナーや会報などで広く発信します。会員は、すべての研究会活動に自由に参加でき、テーマアップを行ったり関連情報を得たりすることができます。

ブロック材 外断熱建築 建築診断 木質構造 環境・設備・エネルギー

特定専門研究委員会(研究委員会)

研究会で提起された特定のテーマに取り組むために特定専門研究委員会が都度、設置されます。研究委員会の委員は、研究会で招集された会員のほか、原則会員の中から公募で選ばれます。委員会の設置期間は1~3年間程度で、成果は報告書・冊子の作成・配布のほか成果報告会やセミナー、ホームページなどで広く公表されます。

現在活動中の研究委員会と終了した研究委員会は次の通りです

現在活動中の研究委員会

1.「たてものドクターJr.資格事業準備委員会」
   (主査:北垣亮馬(北海道大学大学院工学研究院) 研究期間r3.7~r6.3)

活動目的:建築物の診断技能は、建築系の専門工事業者、設計士といった業界人が、業務として関心をもって学ぶだけでなく、例えば、「修繕に関心があるマンション/一戸建ての住人・オーナー」や「自分の住んでいる物件の品質が気になる人」にとっても獲得したい技能としての一面をもっている。
そこで、ユーザー目線で、建築物の診断・メンテナンスを学びたいという人を対象に、「趣味の検定を受ける感覚」で自習によって簡易なレベルでの診断力を獲得し、自己満足的に獲得した知識を確認できる検定の設立を計画する。
期待される効果・メリット:
これが実現されることによって、社会に以下の便益が生じると考えられる。
・マンション・一戸建てを中心として一般住宅の劣化の早期発見
・専門工事業者と住人との間のコミュニケーションの円滑化
・不動産仲介業者が建築物の品質を十分に説明できない場合に、ユーザー自らが、不動産仲介業者の説明責任力を評価でき、不動産仲介における建築物の評価品質の向上

以上

 

2.「建築材料のカーボンニュートラリティ特定研究委員会」
   (主査:北垣亮馬(北海道大学大学院工学研究院) 研究期間:r5.4~r7.3)

活動目的:現在,国内外でCO2排出量の削減を模索するべく,さまざまな技術開発がおこなわれている。建築分野についてもこの動きは続いており,例えば,セメントメーカー,鉄鋼メーカー,生コン会社などを中心に,さまざまな技術実装が進んでいる。また他分野においても,多くの企業が,CO2を固定したり,変換する技術を開発しつつある。
しかしながら,これらの技術を中小規模な工場や企業に社会実装には次のような大きな乖離がある。
(1)CO2を排出する規模が中規模程度の生産工場において,アミンなどCO2を回収する方法が実装できたとしても,CO2を固定することのできる企業は極めて少量のCO2を排出する製造工場の多くは化石燃料や石灰石を焼成しており,原料の重量あたり40%以上のCO2を固定する製造工場は,重量あたり数パーセント程度のCO2しか固定できないためである。
(3)大気中のCO2濃度は極めて低いため固定効率は落ちるが,セメントやスラグをつかった建材を長期的に大気暴露できれば,ある程度のCO2固定は期待できる。そのためには大気暴露される建築材料は適している。
そこで本特定研究委員会では,上記のように「CO2を出す企業」と「CO2を固定する企業」の制約条件をもとに考え,複数の排出企業と固定企業でアライアンスを組み,
① 濃厚CO2の効率的吸収するスキームを早期に立ち上げること
② 大気CO2を固定する能力の高い建築材料を評価すること
といった活動を行うことを目的とする。
活動内容:
(1)濃厚CO2固定スキーム
道内の濃厚CO2を排出する生産工場や焼却場などの近距離にある建築材料工場が協力し合い,排出されたCO2を固定するための技術的検討や取引の枠組みなどの検討を行う。
(2)大気CO2固定スキーム
大気中のCO2を促進固定する手法を探索するために,建築材料を屋外暴露によって風雨にさらし,どの程度の効果があるのかを検討する。具体的には,まずは鉄筋腐食の心配がなく,炭酸化による効果が確かめやすいセメント系ブロックで実施する。

以上

  

終了した研究委員会

  • 住宅換気スーパーバイザー育成プログラム検討委員会」(h30.10~r4.3)
  • 外断熱建物の温度性能および耐久性能調査委員会(h30.8~r2.3)
     報告書PDF(5.9MB )
  • 木質構造設計支援技術資料作成委員会(h29.2~h31.3)
  • 高強度コンクリートブロックを用いた新しい組積構工法研究委員会(h27.10~h29.3)
  • 木造勾配屋根の水平耐力の確保・向上技術に関する研究委員会(h27.1~h28.3)
     報告書PDF
  • 積雪寒冷地対応型太陽熱温水給湯システムの開発研究委員会(h26.6~h27.3)
     報告書PDF
  • 木造の構造設計技術と普及に関する研究委員会(h24~h27.3)
     報告書PDF
  • CB造耐震診断規準及び補強法検討委員会(h24.6~h27.3)
     報告書PDF
  • メーソンリー造の面外方向応力に対する構造規定の研究委員会(h23.~h25.3)
     報告書PDF
  • 煉瓦建物の耐震診断と補強方法に関する研究委員会(h22~h24.3)
     報告書PDF
  • メーソンリーの特長を生かした次世代長寿命エコ住宅の開発と普及研究委員会(h22~h24.3)
     報告書PDF
  • 北海道の特質を生かす自然エネルギー利用の研究委員会(H21~H24.3)
     報告書PDF

 

 

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