研究会について

メーソンリー建築とは

石やレンガ,コンクリートブロックやセラミックブロックなどの小さな単体を、モルタルや鉄筋などで補強しながら積み上げて造る「組積造:masonry」のことです。その歴史は古く、5000年も前のオリエントの「日干しレンガ」、エジプトの「ピラミッド」などに始まり、中世の「教会」や「寺院」などにも多く用いられてきました。我が国でも,レンガや石、ブロックは、戸建住宅のほか公営住宅や公共・商業建築物などによく使われてきました。

メーソンリー建築研究会とは

昭和27年 3月に北海道建材ブロック協会(任意団体)として誕生し、翌年6月に社団法人 北海道建材ブロック協会として認可されて以来、北海道産建築資材のメーソンリー建築工法の普及啓蒙・技術開発にかかわる事業・ 研究を行ってきました。

本研究会では会員内外から英知を募り、北海道を象徴する煉瓦造建物の保存のための耐震診断や、CB造の高耐久性を生かした耐震診断法の基準づくり、CBと外断熱工法との融合による居住環境快適性の追及等々、時代の要請に応じ小委員会を編成して、その研究成果を広く公開するなどの委員会活動を展開しています。

メーソンリー建築の特長

保温・蓄熱性に優れている
外の寒さを防ぎ,熱を蓄えることで,省エネルギーに役立つ。
快適な室内環境となる
室内の温度分布がよく,快適な暮らしを実現できる。
耐久性がある
腐れや色あせなどの変質がなく,長持ちする。
内・外装仕上げ材としてメンテナンスに費用がかからない。
耐火・防火性に優れている
都市の建て込んだ場所でも,火に対して十分に強い。
耐震性に優れている
構造がしっかりしているため,地震や衝撃(津波など)に強く,積雪にも心配がいらない。
遮音性に優れている
厚い壁で騒音を遮断し,快適さとプライバシーを確保する。
美観に優れている
自然素材のもつ美しさがあり,素朴な味わいを感じさせる。緑に映え,美しい街並みをつくる。
親しみやすい素材である
地域でとれる資源を使っており,親しみや歴史の重みがある。手造りの優しさが住まいに生きる。
地球環境を保全する
地場産業を活用し,省エネルギーな建物で,世界的な価値評価も得られる。
研究会/研究委員会へ戻る ブロック材研究会 お知らせ 研究成果活動報告運営委員会名簿 各種ダウンロード リンク
一般社団法人 北海道建築技術協会
〒060-0042
札幌市中央区大通西5丁目11
大五ビル2階
アクセス
TEL (011)251-2794
FAX (011)251-2800
▲ ページのトップへ