7月12日(火)に北海製罐(株)第3倉庫見学会を開催しました。
すでに小樽運河の景観の一部になっていて、皆さんお馴染みの建物かと思います。
1924年(大正13年)に完成した、鉄筋コンクリート造4階建ての倉庫です。
小樽市のご厚意により、今回内部も見学させていただくことができました。
既に98年を経過していて、さすがに外部は劣化が見られる箇所も多いですが、内部は全く健全な状態であり、施工欠陥も見られません。当時の施工技術の高さが伺われます。
2021年に北海製罐(株)から小樽市に譲渡され、現在は小樽市が管理しています。
今後、この建物を永く残すために、どのように活用してゆくかが検討課題と言えます。
第3倉庫正面(海側)にて
参加者有志にて、保存活用のための寄付をさせていただきました。
見学終了後、市庁舎に移動して、今回案内していただいた小樽市建設部の廣瀬主幹、企画政策室の藤本主幹を交えて意見交換会を行いました。HoBEAの参加者からは建築技術者の視点で、第3倉庫を見た感想や意見を述べてもらいました。