技術開発

①木造勾配屋根の水平耐力の確保・向上技術に関する研究業務

積雪荷重に対応した断面の垂木とJIS釘や木ねじ等で構成される勾配屋根構面を対象とし、面内せん断耐力と構造仕様との関係を明らかにし、木造住宅の耐震設計・耐震性能評価に活用可能な情報として纏め報告した。垂木断面、接合具(JIS釘、木ねじ)、屋根勾配等を主なパラメータとする勾配屋根の構造仕様の検討、検討した構造仕様の勾配屋根に関する面内せん断実験は地方独立法人北海道立総合研究機構北方建築総合研究所に委託して行った。

②積雪寒冷地対応型太陽熱温水給湯システムの開発

北海道が公募した平成26年度「道産エネルギー技術開発支援補助事業」に応募した「積雪寒冷地対応型太陽熱温水給湯システムの開発」採択され、モニター住戸の南壁面に積雪寒冷地対応型太陽熱温水給湯システムを設置し、積雪障害の問題や集熱量と集熱効率を実測して北海道における有効性を実証すると共に、再生可能エネルギー利用ニーズと住宅市場、老健施設等での導入可能性を把握・整理し戦略的市場開発の方策や販売・設置体制の構築方向とアクションプランを検討した。

③混構造3階建枠組壁工法の構造計算テキスト作成業務

1階や半地下を鉄筋コンクリート造や補強コンクリートブロック造としその上に2層の木造を載せる混構造3階建て住宅は、RC造やCB造部分も木造部分も構造計算により安全性を確認しなければ建設できない状況となり、住宅に携わる技術者の構造的な技量を高めていくことに寄与するためにテキスト作成を行った。

④北海道型低炭素住宅の開発

北海道が公募した平成23年度「産学連携道産低炭素化技術振興モデル事業委託業務」に当協会が代表となるコンソーシアム「北海道型低炭素住宅の開発」(構成員6団体・社)の企画提案が採択され、北海道における住宅の道産技術による超高断熱技術の開発、並びに地中熱利用技術や太陽電池の大容量化などを高度に組み合わせた北海道型低炭素住宅を開発した。

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