活動報告

2023年度 勉強会&見学会

浦臼町多世代交流施設建築工事見学会

2023/10/25に、浦臼町と(株)ドーコンのご厚意により、浦臼町多世代交流施設の建築工事見学会を行いました。
道内外から12名の方に参加いただきました。

この施設は、札沼線の旧浦臼駅前にあった木骨石造の農業倉庫を再利用するとともに、木造棟を増築する計画です。
ドーコンの意匠・構造の設計担当者から、木骨石造の構造補強方法などの説明を頂いた後、現場を見せていただきました。
またその後、浦臼町と札幌市立大学の共同研究の一環で行った町内の歴史的建築物の調査について紹介し、その中で市街地に建つものについて見学をしました。

道庁赤れんが庁舎保存改修工事見学会

2023/9/25に道庁赤れんが庁舎の保存改修工事の見学会を開催しました。

道庁赤れんが庁舎は、以前から保存改修工事が行われていることは、多くの皆さんがご存じだったと思います。

今回、道庁建設部建築局建築整備課と赤れんが庁舎改修事業受注コンソーシアムのご厚意により、現場見学させていただくことができ、37名の方に参加いただきました。

現在は、内部の天井仕上げや屋根のスレート板、八角塔、煙突などが取り外され、PC鋼棒によるプレストレス耐震補強工事や、躯体工事の真っ最中でした。

再オープンは令和7年とのことで、内部の展示等も充実するようなので、楽しみです。

 

 

2022年度 勉強会&見学会

☆☆☆★★2年ぶりに診断研見学会活動を再開しました。

2022/7/12(火)に北海製罐(株)第3倉庫見学会を開催しました。

すでに小樽運河の景観の一部になっていて、皆さんお馴染みの建物かと思います。

1924年(大正13年)に完成した、鉄筋コンクリート造4階建ての倉庫です。
小樽市のご厚意により、今回内部も見学させていただくことができました。

既に98年を経過していて、さすがに外部は劣化が見られる箇所も多いですが、内部は全く健全な状態であり、施工欠陥も見られません。当時の施工技術の高さが伺われます。

2021年に北海製罐(株)から小樽市に譲渡され、現在は小樽市が管理しています。

今後、この建物を永く残すために、どのように活用してゆくかが検討課題と言えます。

第3倉庫正面(海側)にて

参加者有志にて、保存活用のための寄付をさせていただきました。

見学終了後、市庁舎に移動して、今回案内していただいた小樽市建設部の廣瀬主幹、企画政策室の藤本主幹を交えて意見交換会を行いました。HoBEAの参加者からは建築技術者の視点で、第3倉庫を見た感想や意見を述べてもらいました。


2019年度 勉強会&見学会

2019/10/25 「道議会庁舎の現場見学会」実施しました。

道産木材を活用した議事堂、ガラス張りの傍聴者テラス、地階柱頭免震など見どころが豊富でした。

参加者25名

写真提供:西川委員


2019/6/13 見学会&ミニセミナー「産業遺産としての炭鉱施設 旧住友赤平炭鉱ほか」

_/_/_/_旧住友赤平炭鉱立坑_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1963(昭和38)年に完成。総工費約20億円。
高さ43.8メートル、深さ650メートル。
住友赤平炭鉱は1938(昭和13)年に開鉱し、1994(平成6)年に閉山。
最盛期の出炭量は190万トン/年、約5千人が働いていました。
_/_/_/赤平市紹介記事より_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

旧住友赤平炭礦立坑前にて全員集合
立坑櫓頂部の巻上げ機 秒速12mで4台のケージを昇降
ガイダンスセンターでのセミナー
昼食会は「寿しの松川」にて がんがん鍋を囲んで
松川のおかみさん炭鉱を語る

参加者25名でした。 以上

2019/6/2 軍艦島上陸見学会

  • 天気曇天なれど波穏やか 参加者:7名
    • 端島(通称:軍艦島)略歴
      • 1810~1889年 小規模採炭開始
      • 1890~1914年 三菱による本格採炭
      • 1914~1945年 戦時需要期
      • 1945~1964年 戦後復興期島内最大人口
      • 1974年     閉山
  • 軍艦島に向かう途中のR51「女神大橋」
    支間に注目 距離は480m
    軍艦島 南北480m 東西160m
    上の「女神大橋の支間距離と全く同じでした。
    面積6.3ha にピーク時5000人超が生活≒12㎡/人
    倉庫

    30号棟 1916年竣工
    日本最古のRC7階建高層アパート 6畳1間147戸

2018年度 勉強会&見学会

      • 2018/10/26 建物の総合診断医「ドクターG」セミナー

(配役)ドクターG役: 足立 裕介 氏(北海学園大学)
若手技術者1: 荒木 健人 氏 (コニシ㈱札幌支店)
若手技術者2: 川村 和史 氏 (北電総合設計㈱)
若手技術者3: 近田 真記子 氏 (北海道大学工学部建築材料学講座4年生)

※この動画はYoutubeにアップロード済みですがやや高画質の1.31GBで36分あります。私の手振れがひどく、乗り物に弱い方はくれぐれもお気を付けください。いずれ編集して15分ぐらいにカットしようとは思っていますが、取りあえずアップしてしまいました。画像はさておき内容はなかなかなものです。(撮影者:松井)

【会員企業情報提供】

「外壁調査診断実務者資格者認定制度について」コニシ(株) 稲妻 充倫 氏

2018/8/28 非破壊測定・検査機器勉強会&大型コンクリート3Dプリンタ見学会

      • ◇日時・場所
        日時 2018 年8 月28 日 13;30~16:30
        場所 会澤高圧コンクリート株式会社 実験棟
        札幌市東区苗穂町12-1-1(TEL 011-723-6600)
アイザワ技術研究所 青木所長
参加者
◇機器紹介・勉強会(13:40~15:30 質疑応答含む)
●3D 計測関連
      • 講師:株式会社守谷商会 北海道支店 清水拓也様
      • ・3D レーザースキャナ
      • ・非接触動的対象物計測「モーションキャプチャ」他
守谷商会株式会社 清水拓也様
      • ●赤外線サーモグラフィー R500EXシリーズ他
      • 講師:日本アビオニクス株式会社 高柳義尊様
日本アビオニクスか高柳義尊様
●コンクリート関係非機械検査装置

講師:エフティーエス株式会社 藤原貴央様
・2 次元鉄筋探査レーダー GPR Live(proceq 社)、他
・電磁誘導式鉄筋探査機 プロフォメーター PM-650AI(proceq 社)、他
・超音波イメージスキャナ バンジット250 アレイ(proceq 社)、他
・コンクリート強度試験機 シルバーシュミット(proceq 社)、他
・鉄筋腐食検査機 ブロフォメーターコロージョン(proceq 社)、他
・透気試験機 パーマトール

FTS株式会社 藤原貴央様
実験棟にて検査機器実演

◇大型コンクリート3D プリンタ見学(15:30~16:30)
会澤高圧コンクリート(株)で今年導入した、最新型のコンクリート3D プリンタの実機を紹介していただきました。

アイザワ技術研究所 東 大智様

 

 

 

 

2018年度第1回見学会2018/5/11 ぬかびら タウシュベツ川橋梁見学会

          • 免震レトロフィット工法研究会とのコラボ見学会が実現しました。 参加者19名
写真1 これが見納めかもしれない橋脚の前に立つ見学者 撮影:うえまつたけよし氏
写真2 全員集合 免震レトロフィット工法研究会6名とのコラボ

 

 

 

 

2017年度セミナー・見学会

2017/8/23 耐震補強した北大キャンパスの歴史的建築物(ブラタモリ風)見学会

          • 北大第2農場(国重要文化財)  木造

 木質構造研究会 運営委員長 平井 卓郎氏(北海道大学名誉教授)

北大第2農場見学風景

 

          • 北大総合博物館(旧理学部校舎) RC造   

建築診断研究会 幹事 西川 忠氏 (北電総合設計(株))

2017/6/15 建物の総合診断医「ドクターG」セミナー

 

ドクタージェネラル:西川 忠氏 (北電総合設計(株))

若手ドクター1:信太亮佑氏 (日東建設(株))

若手ドクター2:澤田祥征氏 (札幌インスペクション(株))

若手ドクター3:麦倉吉洋氏 ((株)コンステック札幌支店)
会場風景

2017/6/15 新技術紹介

「バクテリアを用いた自己治癒コンクリート技術」:劉 宏涛氏 會澤高圧コンクリート(株)

診断受託事業2013~14年 某マンション梁貫通孔による補強と耐力回復効果の検証2014年   某マンション躯体健全度診断2008~9年  某マンション耐震性を向上効果の検証

 

 

 

過去の活動報告

活動を経時的に振り返りまとめると、まず、構造物の劣化事例調査研究が行なわれた。診断事例研究委員会(平成6 ~ 7年 1994 ~ 1995 年)は主査松井為人、委員8 名で構成され、建築学会北海道支部「建築材料の凍害調査研究委員会(主査:鎌田英治北海道大学教授)」との共同研究で、構造物の経年による劣化状況を調査、原因等について検討し、「構造物の劣化事例調査報告書」が平成8 年(1996 年)3 月版としてまとめられた。

外壁診断技術として、当時新しい非破壊調査であり足場を必要としない赤外線調査診断法の研究が進められ、会員には研修会・見学会を通して技術の普及が図られた。研究会の充実と共に、ひび割れ・凍害・アルカリ骨材反応(コンクリートの劣化要素)の調査研究、会員相互に診断改修等に関する技術を持ち寄り研修会を開催、仕上げや設備関連の改修技術、外壁改修技術、診断技術、建物の長寿命化などについての研修会や、外部から講師を招聘して特別講演を実施し、会員の新たな知識取得、技術向上を図り、実務へと結び付けてきた。

その頃、釧路沖地震、北海道南西沖地震、そして、阪神・淡路大震災が続けて発生し、建物の甚大な被害が続出したことにより既存建築物の耐震診断及び耐震補強が重要な課題となり、建築物の耐震改修の促進に関する法律が定められるに至った。研究会では無論、地震に対応すべく診断・補修・補強技術について新しく研究活動の一環として取り入れた。平成8 年(1996 年)1 月に既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断規準・改修設計指針が示され、それらの講習会参加をはじめとして、研修会開催や外部から講師を招聘して特別講演の実施、震災現地視察結果報告会の開催など、広く会員の耐震技術の向上を図ってきた。

平成4 年(1992 年)から毎年3~4回実施された研修会の演題と講師(敬称略)

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・熱画像による外壁剥離診断技術の開発に関する研究(西川 忠)
・赤外線カメラを用いた外壁タイル・モルタルの剥離診断の現状と今後の課題(野田良平)
・建築物診断における最近の動向(谷口哲彦)
・歴史的建造物の診断と保存・再利用について(長谷川直司)
・歴史的建造物の移転・保存工事の実際-北海道開拓の村の事例-(小林幸二)
・小樽市における歴史的建造物保全の現状と課題(仲谷正人)
・モルタル剥離調査における剥離の原因推定と対策立案(松藤泰典)
・北海道釧路沖地震、南西沖地震の被害(石山祐二)
・北海道におけるモルタル剥離修繕、特に樹脂注入工法に関するアンケート調査(鎌田英治)
・コンクリート構造物の劣化とその診断方法(谷川恭雄)
・腰抜けRC床スラブの耐力と補修(井野 智)
・最近の我が国における建築関連診断の取り組み(蔵 真人)
・赤外線による外壁診断法の原理と基礎(西川 忠)
・赤外線診断法の実務・最新技術(込山貴仁)
・TH建物診断支援システム[新技術紹介](松永徹志)
・阪神大震災と診断補強技術のネット・ワーク(蔵 真人)
・外壁改修工事の基本的考え方(湿式編)(千歩 修)
・官民連帯共同研究「有機系接着剤を利用した外装タイル・石張システムの開発」(本橋健司)
・韓国三豊デパートの崩壊について(金 武漢)
・建築物の耐震性能に関する基準と耐震改修の実施集(石山祐二)
・道内における補修・補強実施状況と実験的研究例(城  攻)
・既設橋梁の補修・補強について-北海道開発局開発土木研究所での取り組み-(佐藤昌志)
・鉄道構造物の補強・補修事例(吉野伸一)
・炭素繊維シートによる既存コンクリート構造物の補修・補強工法[新技術紹介](藤田 崇)
・高耐久性埋設型枠[新技術紹介]-ASフォームについて-(松尾一四)
・建築物の長寿命化に向けた北海道立寒地住宅都市研究所指針
1 建築物の長寿命化に向けた劣化防止設計・施工マニュアル(吉野利幸)
2 建築物の長寿命化に向けた管理マニュアル(十河哲也)
・構造物の劣化事例調査報告(田畑雅幸)
・コンクリートの早期劣化の考え方-凍害・アルカリ骨材反応・塩害等-(鎌田英治)
・アメリカ企業の危機管理システム(林 公隆)
・建築設備診断の実務(蔵 真人)
・建築物調査診断の問題点(佐藤慶一)
・給水給湯管を生き返らせる方法(八十島幸雄)
・配管診断の方法(田中 衛)
・首都圏における耐震診断の現状と問題点(田村政男)
・アラミド繊維による耐震補強工法[新技術紹介](神吉正弥)
・鉄筋コンクリート造建築物の耐久性、診断及び補修指針(案)・同解説(清水昭之・桝田佳寛)
・あと施工アンカーについて(尾島一良)
・接着系あと施工アンカーの向きによる引き抜き強度への影響(西川 忠)
・あと接着アンカーの地震被害調査報告-阪神・淡路大地震および鹿児島県北西部地震-(尾島一良)
・建築設備耐震設計・設計指針の改定とあと施工アンカー(尾島一良)
・歴史的建造物の保存技術と活用(長谷川直司)
・外壁複合改修構工法について-概要と評価基準-(長谷川直司)
・住宅性能評価表示検討の現状(千歩 修)
・建築性能と表示に関する動向(野田 恒)
・アメリカの住宅事情(山崎克彦)
・構造体コンクリートの品質評価(湯浅 昇)
・札幌市における既存建物の耐震診断とその対策の促進を-札幌市想定地震被害評価調査報告書に鑑みて-(荒川 卓)
・新しい建築基準法の概要-外壁とメーソンリーを中心として-(長谷川拓哉)
・外壁改修診断技術の現状と展望(馬場明生)
・建築のロングライフ度診断(樫野紀元)
・建築物の耐震性-動向と将来展望-(岡田恒男)
・欠陥対応と良さ発見のライフスタイル(荒谷 登)
・土木構造物の診断と補修-RC造について-(佐伯 昇)
・将来に対する建設業の研究・開発と建築耐震補強(武田寿一)
・社会資本の維持更新・機能向上技術の開発(本橋健司)
・サハリン州における博物館調査(十河哲也)
・建築物の総合的耐久設計へのアプローチ(友澤史紀)
・建築診断及び建設業界の最近の動向について(佐々木紀一)
・マンション居住者から見た専門家の役割(寺地信義)
・修繕改修に直面した管理組合の対応と悩み(佐々木良太郎)
・2003年十勝沖地震における建築物被害と免震・制振構造の効果
(川治正則・植松武是・塚野和臣・藤田久志・駒込環・境茂樹・島田知典)
・建物のエネルギーマネジメント技術(馬郡文平)
・マンションの劣化診断と改修(寺地信義)
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実験棟にて検査機器実演
3D 計測関連・3D レーザースキャナ
・非接触動的対象物計測「モーションキャプチャ」他
講師:株式会社守谷商会 北海道支店 清水拓也様

守谷商会株式会社 清水拓也様
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