断熱から生まれる自然エネルギー利用
荒谷 登
- Ⅰ 自然エネルギーって何だろう
- 1・1 地球という外断熱された星
- 1・2 外断熱された地球の特有のエネルギー
- 1・3 水に秘められた創造の知恵
- 1・4 氷という断熱材
- 1・5 目に見えない放射エネルギーと見えない断熱材
- 1・6 気温の年変動も自然エネルギー
- 1・7 地域性に富んだ自然エネルギー
- 1・8 変動から生まれ変化を促す自然エネルギー
- 1・9 自然エネルギーは全自動の環境保全エネルギー
- 1・10 温暖化の恐怖
- 1・11 自然エネルギー利用の難しさとやさしさ
- 1・12 地域の宝としての自然エネルギー
- Ⅱ 自然エネルギー活用の器としての建築
- 2・1 自然に親しむための器
- 2・2 むらのない環境をつくる器
- 2・3 自然エネルギーの個性を尊重するための器
- 2・4 変動から生まれる自然エネルギーを生かす器
- 2・5 自然エネルギーを環境調整の主役にする器
- 2・6 昼の光を生かす器としての建築
- 2・7 夜の光の演出
- 2・8 湿度調整の器としての建築
- 2・9 新鮮な外気を生かす器
- 2・10 無償の富を生かす器としての建築
- 2・11 自然エネルギーを後世に引き継ぐ器としての建築
- Ⅲ 北海道の1次産業の活性化
- 3・1 典型的な自然エネルギー利用としての農・林・水産業
- 3・2 1次産業の環境整備に生かされなかった寒地建築技術の蓄積
- 3・3 ビニールハウスの熱環境
- 3・4 雪利用の貯蔵技術
- 3・5 貯蔵と加工のある1.5次産業の育成と建築技術
- 3・6 天日干しの魅カ
- 3・7 自動制御不要の氷温貯蔵
- 3・8 低温乾燥貯蔵の工夫
- 3・9 断熱材で建物を作る
- 3・10 規格外品も廃棄物さえもすぐれた自然エネルギーの結晶
- 3・11 過疎化と疎外を招く大規模化指向
- 3・12 森を生かすナショナルプロジェクト
- 3・13 薪利用の建築的な工夫
- 3・14 地産地消の共同体(コミュニティ)
- 3・15 北海道の課題としての1次産業の活性化
- Ⅳ 持続可能な成長への期待
- 4・1 弱さを大切にする成長
- 4・2 持っている特質を生かす成長
- 4・3 共有の富を育てる成長